2020年に読んだビジネス書【ベスト5】

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年間に100冊は読んでいる私が2020年に読んでよかった本をご紹介します!

いろんなところで言われていることですが、本は学習効率がめちゃくちゃいいです。
活字が苦手な方などいると思いますが、それだけで本を読む習慣がないとしたらかなりもったいないですよ!

なんせ本は著者が何年間も考え抜いたことが2000円ほどで手に入るし、数日で読めてしまうんですから!!

では早速いきましょう!

5位 「すぐに未来予測ができるようになる62の法則」

こちらはマーケターの森岡毅さんの著書で紹介されていた本です。
なんでもUSJのマーケターの課題図書となっているとか。。

すぐに購入して読みました!
すごく読みやすく、1日で読むことが出来ました。

著者の日下公人(くさかきみんど)さんは、評論家として有名な方です。
この日下さんの着眼点や発想が面白く、すらすら読める上に一生モノの「学」が身に付きます。

内容は、未来予測の達人と言われている著者が、「普及率の法則」「五感の法則」「発展段階の法則」「先端国の法則」「成功の法則」「アイディア倍増の法則」「世界の中の日本の法則」をそれぞれの章に割り振って展開していきます。

2002年に書かれたものですが、劣化しておらず現代でも十分通用する内容となっています。

例えば「普及率の法則」では、流行の順番と題しまして、あるものが普及するには順番が重要と説いています。学生服を例にとって、かつては「モード」、やがて「ファッション」、いつしか「スタイル」、いまや「礼服」といった感じです。

マーケティングで重要な要素が多く、本棚に入れたい名著です。

4位 「現代経済学の直観的方法」

4位は、長沼 伸一郎さんの「現代経済学の直観的方法」です。

昨年話題になり、著名な方が何人も推薦されていたので試しに購入しました。

社会人として経済学を学ぶのは必須だなと以前から思っていたのですが、なかなか良い本に出合うことが出来ませんでした。内容が堅すぎたり、逆に物足りなかったりと自分にとってちょうどよいバランスのものが無いと勉強の意欲すら削がれますよね。

しかしこの本は私にとってちょうどよいバランスの本でした。無理せず最後までスムーズに読み進めることが出来ました。

目次がこちら。

第1章 資本主義はなぜ止まれないのか
第2章 農業経済はなぜ敗退するのか
第3章 インフレとデフレのメカニズム
第4章 貿易はなぜ拡大するのか
第5章 ケインズ経済学とは何だったのか
第6章 貨幣はなぜ増殖するのか
第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか
第8章 仮想通貨とブロックチェーン
第9章 資本主義の将来はどこへ向かうのか

目次だけでかなり面白そうですよね。

特に面白かったのが「縮退」という新しい概念です。

どういうことかというと、今日本ではグローバル資本主義のもと小さな街の商店街ではシャッターだらけといった光景が増えています。しかし、一方でGoogleやAmazonといった巨大企業が席巻しているわけですが、世界経済をそれらだけの統計でみれば繁栄しているとも言えます。この状況を、著者は「経済が(巨大企業に)縮退している」と表現しているんです。

詳しくはぜひ本書を読んでみてください。

経済学を学びたいと思っていたけど、なかなか良い本に出合えなかった方はこちらの本がおすすめです。

3位 「プログレッシブ キャピタリズム」

こちらの本も著名な方がレコメンドしていたので、迷わず購入しました。
日本語にすると「進歩的資本主義」。

一言で言うと、アメリカの中道派の中流階級のことが良く理解できる本です。
日本は数年後にアメリカ化すると思われるので、そういった意味でもこちらの本を読むことで未来への準備が出来るかもしれません。

新しい視点が作りたいなら必読だと思います。

2位 「無形資産が経済を支配する」

こちらは「ビルゲイツ絶賛」と帯に書いてあったので購入しました笑
さすがビルゲイツです。めちゃくちゃ勉強になりました。

内容は、現在、経営において特許や商標権、従業員の持つ技術や知識、あるいは企業文化といった物理的なモノではない「無形資産」の重要性を説くものです。「無形資産」は計測が難しく、その実態が正確に理解されているとは言い難い状況です。そこで本書は、「無形資産」の特徴を明らかにし、増大する無形資産への投資による社会的・経済的影響の全貌を示した本となっています。

すべての業種のビジネスマンが読むべき本です。

1位 「身銭を切れ」

大好きなタレブの新著です。

簡単に言えば「身銭を切る」大切さを延々と語る本です。
「身銭を切る」=「リスクをとる」
このことが人生においていかに重要か思い出させてくれます。

逆に言うと、身銭を切っていない人の言葉は軽く、あまりためにならないといってもよいでしょう。

これを読むと、「不寛容な少数派が世界を支配していること」「なぜ普遍主義者は人々に害をもたらすのか?」「なぜ古代ローマ時代より、現代のほうが奴隷が多いのか?」「なぜ生存こそが合理性の唯一の尺度なのか?」などの疑問に答えを出すことができるようになります。

ビジネスマンは必読ですよ!!

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